最近では、企業法務の重要性は、個々のトラブルの解決よりもむしろ事前にトラブルを防ぐこと、すなわち予防法務にあるとも言われています。これはつまり身体と同じで、普段から予防を心がけることで、大きな病気にかかることを防ぐことができるということになります。
そのために大事なことは、ひとつは企業内にコンプライアンス、法令遵守の精神を周知させそのための体制を整えておくことです。そしてもうひとつは、取引にあたって、相手方ときちんとした内容の契約書を取り交わしておくことです。
当事務所では、こうした予防法務のアドバイスや、契約書の作成及びチェックも行っております。トラブルが発生する前に、早めにご相談ください。
【契約書について】
取引においてトラブルになった場合に最初に参照されるのは契約書です。そのため、契約書の内容をどのように定めるかは極めて重要です。
ところが、契約書については、相手方が提示してきた契約書にそのまま判を押すケースが多くあるというのが実情であると思います。それでは実際にトラブルになったときに会社を守ることはできません。
実際にトラブルが生じたあとにかかる費用を考えれば、契約書を確認する際にかかる費用のほうがはるかに小さいと思われます。
【労働問題】
労働問題における解雇や雇い止めにおいては、実際に解雇や雇い止めをしたあとにご依頼いただいても弁護士としてできることには限界があります。
というのは、解雇や雇い止めの有効性において、解雇や雇い止めに至る事情というのが極めて重要な役割を果たすからです。
つまり、仮に解雇や雇い止めをおこなうのであれば、解雇や雇い止めをおこなう前に弁護士にアドバイスを求めることが、結果的に全体のコストを下げることになります。